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小学生のための日本伝統文化「大福茶(おおぶくちゃ・おおふくちゃ)」

更新日:1月10日



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「大福茶」(おおぶくちゃ)ってなに?


大福茶は、お正月に飲むおめでたいお茶のことです。「福茶(ふくちゃ)」とも呼ばれ、その年のけんこうとしあわせをねがうためにいただきます。


大福茶のれきし

大福茶の始まりは、平安時代にさかのぼります。

そのころ、京都で大きなびょうき(えきびょう)が広がりました。


六波羅蜜寺(ろくはらみつじ)の空也(くうや)上人が、

うめぼしを入れたお茶を人びとに飲ませたところ、

びょうきがおさまったそうです。


この話を聞いた村上天皇(むらかみてんのう)が、

正月にそのお茶を飲むようになり、

「皇服茶(おうぶくちゃ)」と呼ばれるようになりました。


それが、今の大福茶のもとになったのです。


どんなお茶なの?

大福茶は、煎茶(せんちゃ)にうめぼしやこんぶを入れて作ることが多いですが、ほうじ茶や玄米茶を飲むこともあります。お茶屋さんでは、黒豆や金粉などが入った特別な大福茶セットも売られています。


大福茶は、元日の朝に、その年最初にくんだ水を使って作ります。家族みんなで飲みながら、けんこうとしあわせをいのります。


こどもわがし教室の大福茶は?

こどもわがし教室では、オーガニック玄米茶を使った大福茶をいただきます。このお茶は、農薬(のうやく)や化学肥料(かがくひりょう)を使わずに作られたお茶の葉と、こうばしい玄米をブレンドしています。さらに、少しだけ抹茶(まっちゃ)を入れて、香りのよいお茶です。


新しい一年のはじまりに、大福茶を飲んで、元気いっぱいの一年にしましょうね!


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