親子で一緒に季節を感じよう。行事×和菓子の楽しみ方ガイド
- 一般社団法人こどもわがし協会
- 6月2日
- 読了時間: 3分
更新日:3 日前
行事を楽しむ親子の時間に、和菓子を取り入れてみませんか?
忙しい毎日の中でも、子どもと一緒に「季節」を感じる時間を大切にしたい──そんな願いを叶えてくれるのが、日本の行事と和菓子です。和菓子は、見た目・味・名前のすべてに季節の彩りが込められた、まさに“食べる日本文化”。親子で一緒に作ったり、味わったりすることで、行事がぐっと身近な体験になります。
和菓子が伝える「季節」と「行事」
たとえば、桜の花をかたどった練り切りや、月をイメージしたお団子。和菓子には、その季節の自然や行事をモチーフにしたデザインがたくさんあります。
小さなお子さんに「今日は何の日?」と問いかけながら和菓子を楽しむことで、日本の四季や行事の意味が自然と心に残っていきます。
季節別・親子で楽しむ行事×和菓子のアイデア
春:ひなまつり・お花見
・おすすめ和菓子: 桜餅、桃の花の練り切り
・楽しみ方: 桃の節句の意味を話しながら、色粉で桜色に染めた練り切りを丸めて飾り付け。
夏:七夕・お盆
・おすすめ和菓子: 寒天ゼリー、水まんじゅう、星の練り切り
・楽しみ方: 七夕飾りと一緒に、「願いごと」をテーマにした和菓子づくり。
秋:十五夜・七五三
・おすすめ和菓子: お月見団子、千歳飴風練り切り
・楽しみ方: 実際の月を見ながら、「うさぎがお餅をついてるね」と想像をふくらませて。
冬:お正月・節分
・おすすめ和菓子: 干支の練り切り、鬼モチーフのおまんじゅう
・楽しみ方: お正月は干支をテーマに、節分では「鬼は外!」と楽しく作って盛り上がる。
行事×和菓子をもっと楽しくする、親子の工夫
年齢に合わせた取り入れ方
3歳くらいの子には丸める・押すなど簡単な作業を、小学生には色づけや模様作りなど少し複雑な工程を担当してもらうことで、無理なく楽しく取り組めます。
声かけで学びを深める
「今日は何でお団子を作ると思う?」
「この花、何の花か知ってる?」
和菓子づくりをきっかけに、行事の意味や自然の移り変わりに興味を持つきっかけになります。
飾りや絵本で世界観を演出
行事に合わせた絵本や飾りを用意すると、子どものワクワクが倍増します。和菓子は“作品”として飾っても楽しいですよ。
おうちで気軽にできる!行事和菓子の簡単レシピ
・材料はシンプルに: 白あん、色粉、白玉粉などで基本の練り切りが作れます。
・道具も身近なものでOK: 竹串やスプーンなど、家庭にあるもので模様をつけられます。
・小さな工夫で行事感UP: 赤や黄色、緑などの色を取り入れるだけでも季節感が出ます。
行事を“感じて、作って、食べて”学ぶ、親子の大切な時間
行事に和菓子を取り入れることは、子どもにとって「五感」で季節を感じる貴重な体験。親子で一緒に手を動かしながら、日本の文化や自然の美しさを楽しむ時間はきっと、お子さんの心に残る学びになります。
この季節、ぜひ和菓子で、親子の新しい時間をはじめてみませんか?
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