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小学生のための日本伝統文化「木守り」





「木守り」って何?


「木守り(きまもり)」は、柿(かき)などの果物の実を全部とらずに、1つだけ木に残しておくことをいいます。木守りは「きもり」や「こもり」とも読むことがあります。昔の人たちは、木に実がなるのは自然のおかげだと考えていたので、収穫のときに感謝の気持ちをこめて最後の1つを残したんです。


どういう意味があるの?


1.木の番人:木を守るために残しておく実。

2.木に残しておく果実:自然に感謝して、木に1つ残した実。

3.最後に残ったもの:収穫が終わったあと、たった1つ残された特別な実のこと


これは柿だけでなく、みかんや他の果物でも行われることがあります。昔の人たちは、こうして1つだけの実を残すことで、次の年も実がたくさんなるようにと願っていました。


木守りは、自然への感謝と、来年の豊作を祈る心がこめられているんですね。


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