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緑茶の成分、テアニンとは?

好きなこと、楽しいことをしているときってとてもリラックスできますよね。日々あわただしくて、ゆったりした時間が取れない、という方も多いかもしれません。そんな日はぜひ、温かいお茶をいれてほっとひと息しませんか。





それでは今日は、お茶の健康成分のお話です。

緑茶の成分に、テアニンという成分があります。テアニンは、コーヒーやココアには含まれていない緑茶特有のアミノ酸です。爽やかな甘みとうま味を示す重要な成分で、心身をリラックスさせてくれる、不思議な効果を持っています。


ほっと一息つきたいとき、お茶でリラックス

身体の休息だけでなく、心の休息も実はとっても大切です。心がゆったりと落ち着いている状態にあると、脳から脳波α波が出ることが判っています。テアニンを摂ると、このα波の出現が増えます。α波が出ているときは、リラックスしながらも集中力もあるという、とても心地よい状態にあります。


手足の冷えが気になるときも◎

リラックスした状態にあると、全身の筋肉の緊張がほぐれ、血管が収縮して血行がよくなります。季節の変わり目でダメージを受けがちな手足の冷えも解消してくれますね。


緑茶の成分には疲労回復、覚醒作用、利尿作用などを促すカフェインが入っています。

夜眠くなっている時に緑茶を飲むと、頭がはっきりとし眠気が覚めるというのが

疲労回復、覚醒効果です。コーヒーや紅茶にはカフェインが多く含まれています。


そして、東京女子医大、竹宮敏子先生の著書「驚異の緑茶力」によると

緑茶のカフェインの量は「ほどよく入っている」ようです。

コーヒーのようにあまり量が多いと人体の機能に無理を強いてしまい

身体機能に悪影響を与えてしまいます。


しかし、緑茶の場合、湯のみ一杯中に含まれるカフェインの量はおよそ30~40mg程度。

カフェインは一度に500mg以上を取ると覚醒作用が強く働き、

めまいや不整脈といった事が起こってしまいます。


ところが、緑茶にはこうしたカフェインの働きを抑制する

テアニンという成分が含まれています

緑茶の旨味を出す成分としてアミノ酸があり、このアミノ酸の中心を成すのがテアニンとグルタミン酸です。また緑茶には20種類のアミノ酸が含まれていますが、その中でも、このテアニンが抜きんでて多いのも特徴です。


このテアニンという成分、東京女子医大、竹宮敏子先生の著書でも、最も注目している成分と述べられており、次の二つの特筆した生理作用があります。


・リラックス効果

まず、「副交感神経系の活動を促す力」があります。副交感神経というのは、自律神経系に属したもので、緊張に関わる交感神経と拮抗して働く安らぎを生む神経のことです。脳から出て動脈・顔面・舌咽・迷走・骨盤内臓のそれぞれの神経を通って心臓・腎臓・肺などの器官に入っているものです。つまり、テアニンにはこれら身体の細部に通っている神経の活動をリフレッシュする力があるというわけです。


次に、「脳波・アルファ波の出る回数を増やし、時間も長くする」という働きがあります。脳波やアルファ波は脳がリラックスしている時に出てくるもので、これの回数が増えるというのは脳が活発に働ける状態にすることの証明となります。そして、緑茶に含まれるカフェインの働きを効き過ぎない様に抑制する作用もあります。

・血圧低下作用

高血圧自然発症の実験用ラットにテアニンの成分を与えると、量に比例して血圧が下がったという、実験結果があります。



話はそれますが、この季節のお茶は、飲むだけでなく、うがいも!がおすすめです。のどが乾燥していたり、痛い時にはもちろん、免疫力を高めるためにもぜひ。小さなお子さまにも。遠い昔、お茶の始まりは薬として飲んで(食べて)いたという話もあります、お茶はやはり万能の薬ですね。

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