小学生のための日本伝統文化「ハロウィンと秋の実り」
- こどもわがし教室 Mari Masuda

- 10月1日
- 読了時間: 4分
更新日:10月28日

10月になると、まちのあちこちでハロウィンのかざりを見かけますね。
オレンジやむらさきの色、かぼちゃやおばけの形がたくさん。
ハロウィンってもともとはどんな日か、知っていますか?
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🍁ハロウィンってどんな日?
ハロウィンは、秋のしゅうかく(とれた食べもの)にありがとうを伝える日です。
ヨーロッパの国では、10月31日に秋の実りをおいわいして、
「悪いものが入ってこないように」とおばけのかっこうをしたんだって。
日本でも秋は「実りの秋(みのりのあき)」といって、
お米やくだもの、おいもやくりなど、たくさんの食べものがとれる季節です。
どちらも自然のめぐみにかんしゃする気もちがいっしょですね。
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🎃どうしてかぼちゃ?
むかしのハロウィンでは、かぶをくりぬいてランタン(明かり)を作っていました。
アメリカに伝わってから、たくさんとれるかぼちゃで作るようになったそうです。
日本でもかわいい形だから、かぼちゃのおばけが人気になりました。
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🖤わがしでもハロウィン!
こどもわがし教室の、10月は「ハロウィンと秋の実り」がテーマです。
オレンジ色のねりきりを使って、
🎃かぼちゃのおばけを作ります。
顔をつけたり、模様をえがいたりして、じぶんだけのハロウィンわがしを楽しみましょう!
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🧡つくるときのポイント
・「どんな表情のおばけにしようかな?」と考えてみよう
・秋の色って、どんな色が多いかな?
・できた和菓子は「ありがとう」の気もちをこめてだれかにプレゼントしてもいいね
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💛おうちで楽しむアイデア
・かぼちゃやさつまいもをつかったおやつを作る
・秋の木の実(どんぐりやくり)をあつめて飾る
・ハロウィンの日、ありがとうと言って、おやつを分けっこする
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🌕まとめ
ハロウィンも日本の秋まつりも、どちらも
自然にありがとうを伝える日
秋の色やにおいを感じながら、
「ありがとう」の気もちをこめて、おやつを作ってみましょう
きっと、心もほっこりする秋になりますね🎃🍁
教室でつくるお菓子はこちら →見る
しつもんがありました!
「サンクスギビングとおなじですか?」
ハロウィンは古代ケルト人(むかしのヨーロッパの人たち) のおまつり「サウィン祭(さい)」 がはじまりです
サウィン祭は夏の終わりと冬のはじまり をお祝いする日で、たくさんとれた食べ物を分け合ったり火をたいてご先祖さまにおいのりしたりしていました
このことからハロウィンは 「秋の実りにありがとう」 という気持ちもこめられていると考えられています
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🍂 でもね…サンクスギビングとはべつ!
アメリカには11月に
サンクスギビング(感謝祭) という行事があります
これは キリスト教の収穫に感謝するおまつり です
ハロウィンとサンクスギビングは
はじまりも意味もちがう行事
でもどちらも
🍽 家族や友だちとごちそうを食べる
😊 楽しくすごす
というところが似ているので
いっしょのように思う人もいるかもしれませんね
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🍬 「トリック・オア・トリート!」にも理由があるよ
ハロウィンでおかしを分け合うのは
サウィン祭のころからあった
「みんなで食べ物を分ける」という気持ち が今にのこっているから
仮装してにぎやかに楽しみながら
自然のめぐみに感謝する
そんなところがハロウィンのいいところです
おうちのかたへ:ハロウィンの起源は、古代ケルト人の「サウィン祭」という行事です。
この祭りは夏の終わりと冬の始まりを示す日であり、農作業の一区切りを意味していました。そのため、人々は収穫を終えて家族や村で食べ物を分け合い、火を焚いて神や祖先の霊をまつるという習慣がありました。この「一年の終わりに食物の実りを分け合う」「火を焚いて祈る」という行為が、のちに「秋の実りへの感謝」というニュアンスで語られるようになったと考えられています。



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