小学生のための日本伝統文化「こどもの日」
- 一般社団法人こどもわがし協会
- 5月5日
- 読了時間: 2分

~ 夏のはじまりと「こどもの日」 ~
こんにちは!
今日は5月5日、とても大切な日なんだよ。
● 夏のはじまり「立夏(りっか)」
今日から、暦(こよみ)の上では「夏」がスタート!
これを「立夏(りっか)」って言うよ
まだあつすぎないけれど、
草や木が青くしげり、気もちのいい風がふく、
とってもさわやかな季節なんだ
● こどもの日(端午の節句)
そして、5月5日は「こどもの日」
こどものすこやかな成長をいのる日なんだよ
むかしは、「端午の節句(たんごのせっく)」とよばれていて、
最初は女の子のための日だったんだって!
田んぼにお米をうえる前に、
早乙女(さおとめ)という女の子たちが、
よもぎやしょうぶの葉でつくった小屋にこもって、
体をきよめていたんだよ
● どうして男の子の日になったの?
時代がたつと、しょうぶ(菖蒲)という葉っぱの名前が、
「しょうぶ(尚武)=武道やつよさをたいせつにすること」
と同じ読みかたなのがきっかけで、
男の子のお祝いとして知られるようになったんだ
だから今では、こいのぼりをかざったり、
かぶとをかざったりして、元気に育ってね!とおいわいするんだよ
● いまでものこる風しゅう
しょうぶ湯:しょうぶの葉をおふろに入れて、元気になるように。
かぶと:むかしの武士がかぶっていたもの。つよさのシンボル!
こいのぼり:こいのように、力強くおよげる子になりますように。
かしわもち:かしわの葉は、新しい葉が出るまで古い葉が落ちない!
→ 「家(いえ)がずっとつづくように」というねがいがこめられているよ。
まとめ
5月5日は「立夏(りっか)」、夏のはじまりの日!
そして「こどもの日」、元気に大きくなってねっていう日!
むかしのならわしも、今のお祝いにかたちをかえてつづいているよ
みんなも、こいのぼりやしょうぶ湯に入って、
元気いっぱいの夏をむかえようね!
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