カーボンニュートラルってなあに?〜地球をまもる魔法のしかけ〜
- こどもわがし教室 Mari Masuda
- 6月25日
- 読了時間: 4分
こんにちは!
今日は「カーボンニュートラル」っていうちょっとむずかしい言葉を、みんなにわかりやすくお話しするね。
● カーボンってなに?
「カーボン」っていうのは、英語で「炭素(たんそ)」のこと。
でも、ここでは「二酸化炭素(にさんかたんそ)」のことをさしているんだよ。
二酸化炭素は、わたしたちが車にのったり、電気をたくさん使ったり、工場で物をつくったりすると出てくるガスのこと。
空気の中にあるもので、見えないけれど、たくさんあると地球があたたかくなりすぎちゃうんだ。
● 地球があつくなるとどうなるの?
地球があたたかくなりすぎると、こんなことが起きるよ:
北極や南極のこおりがとけてしまう
大雨やかんばつ(雨がぜんぜんふらないこと)がふえる
動物たちがすむ場所がなくなってしまう
だから、二酸化炭素をへらすことが、地球をまもるカギなんだ!
● ニュートラルってなに?
「ニュートラル」は「まんなか」とか「プラスマイナスゼロ」という意味だよ。
たとえば、学校で走ってつかれた分だけ、あとで休けいして元気になったら、体のエネルギーは「ニュートラル」にもどるよね?
● カーボンニュートラルってどういうこと?
「カーボンニュートラル」っていうのは、出した二酸化炭素を、あとでちゃんとへらしたり、すいとったりして、プラスマイナスゼロにすること!
たとえば、
・木をたくさんうえる(木は二酸化炭素をすいとってくれるよ)
・太陽の光や風を使って電気をつくる(火を使わないから二酸化炭素が出ない!)
・車のかわりに自転車や電車を使う
●わたしたちにできることは?
たとえば、こんなことができるよ!
・電気をこまめにけす
・いらないものは買わない
・なるべく歩いたり、自転車を使う
・食べのこしをしない(ごはんをつくるのにもエネルギーがかかってるよ)
●地球の未来を守ろう
カーボンニュートラルは、地球をあたたかくしすぎないための魔法のしかけなんだ。
みんながすこしずつ気をつけることで、地球の未来はきっともっと明るくなるよ。
まずは今日から、「電気をけす」ところからやってみよう!
保護者の皆さまへ:
子どもと一緒に「カーボンニュートラル」を考える時間を
最近、ニュースなどでもよく耳にする「カーボンニュートラル」。
これは、地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO₂)などの温室効果ガスを、実質ゼロにするという考え方です。
たとえば、電気やガソリンを使うとCO₂が出ますが、同じ量を森林などが吸収したり、自然エネルギーに置き換えたりして、「出す量」と「減らす・吸収する量」のバランスをとるのが、カーボンニュートラルです。
「カーボンニュートラル」は、未来を守るキーワード
地球温暖化によって、気候変動や異常気象、生態系の乱れが深刻になっています。
こうした問題を食い止めるために、世界中で「2050年カーボンニュートラル」を目指す動きが広がっています。日本もそのひとつです。
小学生にも伝えられる視点とは?
環境問題というと、つい難しくなりがちですが、
子どもたちには「地球を守るためにできることがある」という実感が大切。
たとえば…
電気を消す習慣をつける
必要なものだけを買う
食べ物を大切にする(食品ロスの削減)
自然のありがたさに気づく体験をする(キャンプや畑体験など)
こうした「日々の行動」が、将来の地球に大きく影響します。
ご家庭でできることは?
買い物のとき「これって本当に必要?」と声かけをしてみる
電気のスイッチを消すのを、子どもに「お願い」してみる
お散歩中に木や自然の話をする(「木は空気をきれいにしてくれるんだよ」など)
「エコ家電ってなに?」「太陽光パネルってどう使うの?」など、疑問に一緒に向き合う
小さな日々の積み重ねが、お子さんの興味が広がるきっかきけになるかもしれません。
カーボンニュートラルは、決して“遠い未来”や“国の取り組み”だけの話ではありません。
お子さんが日常の中で地球環境に関心を持つことは、これからの社会を生きるうえでとても重要だと思います。
「自分にもできることがある」
そう気づくことから、環境へのやさしいまなざしが育ち始めます。
ぜひ、ご家庭でも話題にしてみてくださいね。
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