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カーボンニュートラルってなあに?〜地球をまもる魔法のしかけ〜

こんにちは!

今日は「カーボンニュートラル」っていうちょっとむずかしい言葉を、みんなにわかりやすくお話しするね。


● カーボンってなに?

「カーボン」っていうのは、英語で「炭素(たんそ)」のこと。

でも、ここでは「二酸化炭素(にさんかたんそ)」のことをさしているんだよ。


二酸化炭素は、わたしたちが車にのったり、電気をたくさん使ったり、工場で物をつくったりすると出てくるガスのこと。

空気の中にあるもので、見えないけれど、たくさんあると地球があたたかくなりすぎちゃうんだ。



● 地球があつくなるとどうなるの?

地球があたたかくなりすぎると、こんなことが起きるよ:


北極や南極のこおりがとけてしまう

大雨やかんばつ(雨がぜんぜんふらないこと)がふえる

動物たちがすむ場所がなくなってしまう

だから、二酸化炭素をへらすことが、地球をまもるカギなんだ!



● ニュートラルってなに?

「ニュートラル」は「まんなか」とか「プラスマイナスゼロ」という意味だよ。


たとえば、学校で走ってつかれた分だけ、あとで休けいして元気になったら、体のエネルギーは「ニュートラル」にもどるよね?


● カーボンニュートラルってどういうこと?

「カーボンニュートラル」っていうのは、出した二酸化炭素を、あとでちゃんとへらしたり、すいとったりして、プラスマイナスゼロにすること!


たとえば、


・木をたくさんうえる(木は二酸化炭素をすいとってくれるよ)

・太陽の光や風を使って電気をつくる(火を使わないから二酸化炭素が出ない!)

・車のかわりに自転車や電車を使う


●わたしたちにできることは?

たとえば、こんなことができるよ!


・電気をこまめにけす

・いらないものは買わない

・なるべく歩いたり、自転車を使う

・食べのこしをしない(ごはんをつくるのにもエネルギーがかかってるよ)


 

●地球の未来を守ろう

カーボンニュートラルは、地球をあたたかくしすぎないための魔法のしかけなんだ。


みんながすこしずつ気をつけることで、地球の未来はきっともっと明るくなるよ。

まずは今日から、「電気をけす」ところからやってみよう!






保護者の皆さまへ:

子どもと一緒に「カーボンニュートラル」を考える時間を

最近、ニュースなどでもよく耳にする「カーボンニュートラル」。

これは、地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO₂)などの温室効果ガスを、実質ゼロにするという考え方です。


たとえば、電気やガソリンを使うとCO₂が出ますが、同じ量を森林などが吸収したり、自然エネルギーに置き換えたりして、「出す量」と「減らす・吸収する量」のバランスをとるのが、カーボンニュートラルです。


「カーボンニュートラル」は、未来を守るキーワード

地球温暖化によって、気候変動や異常気象、生態系の乱れが深刻になっています。

こうした問題を食い止めるために、世界中で「2050年カーボンニュートラル」を目指す動きが広がっています。日本もそのひとつです。


小学生にも伝えられる視点とは?

環境問題というと、つい難しくなりがちですが、

子どもたちには「地球を守るためにできることがある」という実感が大切。


たとえば…


電気を消す習慣をつける

必要なものだけを買う

食べ物を大切にする(食品ロスの削減)

自然のありがたさに気づく体験をする(キャンプや畑体験など)

こうした「日々の行動」が、将来の地球に大きく影響します。


ご家庭でできることは?

買い物のとき「これって本当に必要?」と声かけをしてみる

電気のスイッチを消すのを、子どもに「お願い」してみる

お散歩中に木や自然の話をする(「木は空気をきれいにしてくれるんだよ」など)

「エコ家電ってなに?」「太陽光パネルってどう使うの?」など、疑問に一緒に向き合う

小さな日々の積み重ねが、お子さんの興味が広がるきっかきけになるかもしれません。


カーボンニュートラルは、決して“遠い未来”や“国の取り組み”だけの話ではありません。

お子さんが日常の中で地球環境に関心を持つことは、これからの社会を生きるうえでとても重要だと思います。


「自分にもできることがある」

そう気づくことから、環境へのやさしいまなざしが育ち始めます。


ぜひ、ご家庭でも話題にしてみてくださいね。


 
 
 

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