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小学生のための日本伝統文化「ふしぎな冬のおもち」
ふしぎな冬のおもち “氷餅”ってなに? みんなが 大すきな おもち お正月に食べたり おやつに焼いて食べたり ねりきりにも入っているんだよね でもね 日本には ふつうのおもちとは全然ちがう すごくふしぎなおもちがあるんだよ その名前は 氷餅(こおりもち) といいます ⸻ ふつうのおもちと同じで もち米からできているんだけど、 つくり方がとてもとても特別 氷餅は 長野県という 冬がとても寒いところで生まれたおもち むかしの人たちが おもちを長く食べるために考えだした知恵なんです ⸻ どうやって作るの? 氷餅は 外につるして 凍らせて 溶けて また凍る を 冬のあいだずっとくり返して作ります 夜はすごく寒くてカチカチに凍って 朝になって、お日さまが出ると 少しだけ溶けて 夕方になると、また冷えて凍る これを何回も何回もくり返すと おもちの中の水がすーっと抜けていく そうすると、 とっても軽くて 手に持つとコロンと音がする ふしぎなおもちができあがる フリーズドライって、聞いたことあるかな? 氷餅は、自然がつくってくれる フリーズドライみたいだね ⸻

こどもわがし教室 Mari Masuda
12月1日読了時間: 3分
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