検索
小学生のための日本伝統文化「亥の子餅」

⚫︎今月は「亥の子餅(いのこもち)」のおはなしです。
亥の子餅は、昔から日本で食べられてきた、秋の行事にちなんだお餅。
「亥(い)」は、十二支に出てくるイノシシのことです。「亥の子」は、イノシシの子どもの意味です。うり坊とも呼ばれます。
昔の日本では、むかしのカレンダー(旧暦)の10月にある「亥の日」に、亥の子餅を食べる習慣がありました。現在のカレンダーでは、おおよそ11月ごろにあたります。
この風習は中国から伝わり、平安時代には宮中でも行われていました。『源氏物語』にも亥の子餅が登場するそうです。
亥の子餅には、病気をせず元気に過ごせますように、という願いが込められていました。また、たくさんの子どもを産むイノシシにあやかって、子孫繁栄(しそんはんえい)を願う意味もあったといわれています。
昔の亥の子餅には、大豆、小豆、ごま、栗、柿など、7種類の材料が使われていたそうです。秋に収穫された食べ物を取り入れたお餅だったのですね。
現在では、イノシシの子ども「うり坊」の姿に似せたものなど、さまざまな形や味の亥の子餅が作られています。
昔の人は、お餅を食べることにも、家族の健康や幸せへの願いを込めていたのですね。


コメント