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子どもの興味を尊重する時間がはぐくむもの

工事現場はワクワクするらしい


工事現場のおはなしです。息子たちは小さい頃から工事現場で働く車を見るのが大好きで、4〜5歳の頃はよく一緒に足を運んでいました。一度見始めると30分はじっと見続けるので、親としては忍耐力と心のゆとりが必要だったことを思い出します。


今日は公園帰りで、ヒートテックにダウン、さらにマフラーという完全防備の格好。それでもとても寒かったので、帰宅後はすぐにお風呂に直行しました。


実体験がもたらす学び


働く車はYouTubeで映像を見ることもできるけど、実際の現場で感じる地面の振動や砂埃、音、そしてその場の空気感は、映像では得られないものです。さらに、子どもが何を気にしてじっと見ているのか、その視点を知ることも親にとっては新鮮。


大人が「ここが面白い」と思うポイントと、子どもが「ここが気になる」と思うポイントは驚くほど違うことがあります。それは、子どもの個性や性格が反映されているからかもしれない。実際の体験は受動的な映像視聴とは異なり、子どもの自発性を引き出すものだと感じます。


子どもの集中を邪魔しないように


子どもが何かに集中しているとき、その時間を大切にしたいと思っています。私はすべての子どもは天才だと思っているので、大人が先回りして「こう見るべき」や「こういうことだ」と伝えることで、子どもが持つ純粋な視点を奪ってしまうかも、ということをとても恐れています。


例えば、子どもがじっと見ているときは声をかけず、そばにいるだけにする。そうすると、時々子どもが話しかけてきたり、何かを考えたりする瞬間があります。そのときには「そうだね」「うんうん」と相槌を打つ程度で、必要があれば「もう少し見る?」と聞くくらいです。「もう帰ろうか」という言葉はできるだけ避けたいなと思っています。


子どもの記憶


今日は小学校1年生の息子と1時間近く工事現場を見ていました。普段通る公園の近くで、子どもの通学路でもある場所。ガス工事をしていたようです。明日から学校の帰り道にこの場所を通るたび、息子が「あぁ、ここで工事を見たな」と思い出し、ワクワクした気持ちになってくれたら嬉しいです。


興味を広げる


私も夫も、子どもには興味があることをどんどん経験してほしいと考えています。長男が小さい頃、動物園でゴリラだけを30分以上じっと見ていたことがありました。そのときも夫と一緒に後ろから見守っていたなぁ、と思い出します。


子どもが夢中になれる瞬間を尊重し、その時間を共有する。それは、子どもの成長や個性を育む一歩だと改めて感じたひとときでした。

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