小学生のための日本伝統文化「新茶とお茶のひみつ」
- 一般社団法人こどもわがし協会
- 5月2日
- 読了時間: 2分

今月のわがしづくりのテーマは、「お茶」
こんにちは!5月は、新茶(しんちゃ)がとれる季節。
みなさんは「新茶」って知ってるかな?
新茶ってなに?
新茶は、その年にいちばん最初にとれた、
お茶の葉っぱから作られたお茶のことだよ。
やわらかい葉っぱをつかっていて、
香りもよくて、すごくおいしいのがとくちょう!
むかしの人たちは、新茶のことを
「元気になれる薬(くすり)」だと思って大切にしていたんだって。
「八十八夜(はちじゅうはちや)」っていう日があって、
その日にとれたお茶を飲むと長生きできるって言われていたんだよ。
※今年(2025年)の八十八夜は、5月1日だったよ!
お茶ってどんな時に飲むの?
お茶は、昔から日本のくらしの中で大事にされてきたんだ
おやつの時間や、お客さんが来たときにも出されるよね。
たとえば、和菓子といっしょにお茶を飲むと、
心がほっとして、ゆったりした気もちになるんだよ。
お茶と「もてなし」の心
茶道(さどう)って知ってるかな?
お茶をたてて、お客さんをおもてなしする日本の文化だよ。
「どんなお茶碗(ちゃわん)を使おうか」
「この和菓子は、季節に合っているかな?」
そんなふうに、相手のことを思って
いろいろ考えるんだって。すてきだね!
五感で楽しむ、お茶の時間
お茶を楽しむときは、目・耳・鼻・手・口、ぜんぶの感覚を使うよ!
• 目:きれいなお茶碗や和菓子の形
• 耳:お湯をそそぐ音
• 鼻:新茶のいい香り
• 手:湯のみの感触(かんしょく)
• 口:お茶の味と、和菓子のあまみ
お茶って、こんなにたくさんの楽しみ方があるんだね。
5月のこどもわがし教室は、
新茶の香りを感じながら、和菓子をつくります。
おうちでも、家族でお茶をいれて、昔の人のくらしや
「おもてなしの心」について、おはなししてみてね。
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