こどもと日本茶をたのしむ

こんにちは。こども日本茶カウンセラーの増田真梨です

こどもがおいしく飲める緑茶って、あるのでしょうか?


お子さまの飲みものを訊ねると、夏は麦茶というご家庭が多かったです。中には、お茶は嫌がるのでスポーツドリンクや甘いジュースしか飲ませていないという方や、一年を通して麦茶のみというお宅もありました。 「ご自分が緑茶好きなので、お子さまにも緑茶好きになってもらいたい」、「自宅で子供とおいしい緑茶を楽しみたい」という親御さまがいらっしゃいました。また、「熱中症対策で何か飲ませたいけど、子供が水分を摂りたがらない」、「子どもがなかなかお茶を飲んでくれない」と悩んでいらっしゃる親御さまも多くいました。他には「緑茶に興味があるが、子どもにどんな風に飲ませたら良いか分からない」という親御さまの声もありました。

私はこれまで、試行錯誤しながら現在3歳と6歳になる二人の子供と日本茶を飲んできました。それから、自宅で開講した「こども日本茶さろん(ワークショップ)」では、総勢100組を超える親子の皆さまと一緒にお茶をいれて飲んできました。こども日本茶さろん(ワークショップ)では小さなお子さまが緑茶をごくごくとのみ、皆おかわりもします。主に使用する日本茶は、「こどもとたのしむ有機茶Kids TEA」です。静岡県の標高400mの山奥で、農薬、化学肥料を一切使用せず栽培し、苦味を極限までおさえた有機緑茶です。そのほか、有機玄米茶や、有機ほうじ茶、有機煎茶も飲みます。どのお茶も、苦味が少ない有機栽培茶ということが共通します。お茶のいれかたを工夫して、緑茶の味を子供が飲みやすいようにいれることはできますが、子供たちがおいしく飲むための茶葉選びはそれ以上に重要です。


では、こどものためのお茶のたのしみかたです。大切なことは2つ。

1つ目は 「親子で一緒にいれること」です。子どもに緑茶を飲ませたいという親御さまの多くは、水分補給の一種ととらえがちです。でもここで大切なポイントは、子どもに「飲ませる」のではないということ。親子で一緒にいれる。どうして大切なのでしょう。そもそも未就園児の子どもは水分が不足し生命の危機となればお茶を飲みます。そうでない時は「飲んでみたい」、というお子さまの気持ちはとても重要です。大好きな人が近くにいて、安心した環境で、「お茶をいれる時って楽しいな、気持ちのいい時間だな」と子どもが認識し、心理的に安心します。「こども日本茶さろん」では親子でスキンシップをとりながら緑茶をいれます。親が子どもを膝の上に乗せ、一緒にお茶をいれます。「○○ちゃん、お茶をいれようか」「おいしそうだね」「お水の色が変わったね」声掛けをしながらお子さまの手を支えます。「おいしそうにできたね」とほめたり、なでなでしたりします。未就園児の子どもには愛着関係を築くために親御さまが一緒にお茶をいれることが大切です。子どもと愛着関係を作り、子どもを安心させるというのが親の役割です。


2つ目は“子どもの味覚”についてです。本来子ども一人一人が持っている味覚には個人差があります。そしてこれは、日々変化していくものです。「味覚」と言われるものには、甘味・塩味・酸味・苦味・旨みの五つの味があります。こどもの味覚をはぐくむうえで必要なことは、味に意識を向けさせること。幼児期から様々な味覚を知り、食材本来の味を味わうことは、味覚形成に役立ちます。緑茶を初めて飲み、吐き出してしまったという赤ちゃんもいます。口に含み、くり返し慣れていくことが大切なので、口から出しても問題なし。飲ませたい、という親御さまのプレッシャーを感じて飲まないこともあります。その日の気分や体調で、飲む日もあれば、そうでない日もあると思います。スプーン一杯でも子供のたちは味覚は感じています。Kids TEAでしたら少なくとも1袋、もし飲まなくてもくじけず日々作ってください。緑茶は渋味・苦味・うま味の独特な味わいがあり、こども達が味に意識を向けるのにぴったりです。



まとめ ~いれたての緑茶を、お子さまと楽しむ~

・こどものための緑茶は、親子で一緒にいれることが重要

・こどもの味覚は、日々変化している

・すぐにごくごく飲むようにはならない

・緑茶は、こども達の繊細な味覚をはぐくむ食育に最適


入園前のお子さまを持つお父様、お母さま、ぜひご一緒にお茶をいれてみてください♡




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参考文献:

子どもの五感をめざめさせる味覚の授業(内坂芳美)

子どもの味覚を育てる ピュイゼ・メゾッドのすべて(ジャック・ピュイゼ)


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